本日の講義を始めます。
こんばんは、ゼニタツです!
今日のテーマはシエンタのトラクションコントロール解除方法についてです。
ハイブリッド車は別の手順になるのでご注意下さい。
事前準備
仕様確認
エンジン始動時のメーター内部に
トラクションコントロール系統の
ランプが点灯する事を
確認してください。
異常がなければ
点灯➡消灯となります。
操作スイッチの確認
ハンドル周辺にTRC操作スイッチが無い事を確認してください。
整備モード移行手順
1.エンジン停止状態
2.パーキングブレーキ解除状態
3.ブレーキペダルを踏みながらエンジンを始動し、ペダルは踏み込んだまま維持
4.3の状態のまま、パーキングブレーキを作動する
5.パーキングブレーキが効いた状態で、ブレーキペダルを離す➡踏むを2回以上繰り返し
ブレーキペダルを踏んだまま保持する。
6.ブレーキペダルを踏んだ状態で、パーキングブレーキを操作してリリース➡オンを2回以上繰
り返し、パーキングブレーキをオンにしておく
7.再度パーキングブレーキが効いた状態でブレーキペダルを離す➡踏むを2回以上繰り返す
8.コンビネーションメーターのVSC OFFインジケーターランプ及びTRC OFFインジケーター
ランプが点灯することを確認する。 ➡ 成功
こうなっていれば成功です。
このシステムについては車検時の検査で必要な知識です。
この知識がないと、外部診断機に頼るしかありません。
整備モード解除方法
特別な操作は必要ありませんが
エンジンを切るだけでOKです。
まとめ
以上でTRC操作スイッチが無いトヨタ車での
整備モード移行手順となります。
覚えてしまえば、とても簡単ですが
毎日このクルマが来るわけでは無いので
たぶん忘れてしまうと思います。
検査員の皆さまのお役に立てればと思います。
それでは本日の講義を終了します。
お疲れ様でした。
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